映像翻訳者を目指す、子育て主婦の英語学習日記。
言葉の変化
2007年12月03日 (月) | 編集 |
先日、図書館でコチラ↓の本を借りました。

スクリーンの向こう側 スクリーンの向こう側
戸田 奈津子 (2006/04/04)
共同通信社

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字幕翻訳の第一人者、戸田奈津子さんが雑誌に連載中の記事を1冊にまとめた本で、毎月WOWOWで放送される映画の紹介、字幕作成時のエピソードや、映画の紹介で来日したハリウッドスターの素顔などが書かれていて、とても面白い本です。

その中で紹介されていた映画「キューティ・ブロンド」。私が大好きな映画ですが、戸田さん曰く、この映画は英語を勉強するのにとても良い作品なのだそうです。汚い言葉は出てこないし、大学生の日常会話が中心なので、現代のアメリカ英語を学ぶには最適との事。

そして戸田さんは「生きた英語を学ぶには英語に勝る教師はいない」と書かれています。

それを読んでふと思ったのですが、外国の人が日本語を学ぶ時、時代劇から日本語を覚えれば“拙者は”などと言い出しそうですし、20数年前の作品から覚えれば“ナウい”などとも言い出しかねません(笑)。英語だってそういう表現があると思います。そう考えると、映画やドラマで英会話の表現を覚えるのって、作品選びが重要になってくるのでしょうね。

以前、新聞で「最近の日本語は乱れている」という記事を読みました。そして、その記事には続きとして「乱れてはいるが、言葉は生き物なので変化して行くのは当然」ともありました。

先日、来年発売の広辞苑の改訂版に入る新語が話題になっていましたが、新語として「いけ面(イケメン)」が入るそう。この言葉、初めて聞いた時は「何その言葉?変なの!」と思いましたが、最近ではみんな普通に使っているし、特に違和感も覚えなくなりました。そういうところからも、言葉の変化が浸透していることがわかります。

翻訳の勉強をしていると、日本語にとても敏感になるような気がします。こうやってブログを書いていても「もしかしたら変な日本語、間違った表現を使っているかも知れない」と考えるとちょっと不安ですし(笑)

英語も日本語も「美しい言葉」「正しい表現」を心がけて学んでいきたいなぁと思います。


海外ドラマで勉強しよう
2007年11月03日 (土) | 編集 |
映像翻訳者になるのを目標に英語の勉強をしていますが、肝心な映像翻訳そのものの勉強はかなり長い間休んでしまっています。

アメリアの定例トライアルや翻訳コンテスト等への応募などで、“出題者が、あらかじめ指定した文字数で訳す”という事は時々していますが、その“文字数”を出すために必要な“ハコ切り”(字幕にするセリフごとにスクリプトを区切っていく作業)や、“スポッティング”(ハコ切りしたセリフの秒数をストップウォッチで計り、字幕にできる文字数を計算する作業)の練習をまったくしていませんでした。“ハコ切り”は、その切り方次第で字幕の良し悪しが決まってしまうといわれるほど大事な作業なのです。

来年秋頃から、映像翻訳のスクールに通いたいと計画中なので、その辺りの勉強はスクール通いが始まるまでにきっちり押さえておかないといけないなぁと思いました。

そこで思いついたのが、“LOSTの翻訳”です。

“LOST”のシーズン1を録画したものを使い、ネットでスクリプトをダウンロード。映像翻訳の手順・ルール通りに訳していくということを始めてみました。

この勉強は、

1.映像翻訳の勉強になる。
2.スクリプトと実際のセリフでは違うところがあるので、リスニングの勉強になる。
3.訳す過程で出会った未知の単語でボキャブラリーが増える。
4.ドラマなので、会話の勉強もできる。

と、書き上げるととっても役立つ事ばかりですし、何より好きな海外ドラマで勉強できるというのがとっても楽しい

普通の英語の勉強にもスクリプトを訳してみるっていうのは良さそうですね。

この数日、そんな感じでやってみたのですが、訳していて思った事が…。

「私、英文法をもう一度やり直した方がいいかも」

ずっと前に買った「Grammar in Use」もまだ最後まで終わってないので、それも片付けないといけないなぁ…などと考えていたら、果たしてそんなに時間があるのだろうか?と疑問に思いました。

夢の実現には、まだまだ時間がかかりそうです。

はじめの一歩
2007年09月30日 (日) | 編集 |
今月のアメリア情報誌の特集は「最初の一歩を踏み出す方法」でした。

4人の現役の映像翻訳者さんの、初めてのお仕事の事や、新人だった頃の失敗談などの座談会は、とても興味深いものでした。

みなさん今ではバリバリと翻訳のお仕事をされている様子なのに、最初のお仕事にたどり着くまでに、何度もトライアルを受けたり、何社にも履歴書を送ったりといろいろご苦労もあったようです。

それを読んで、アメリアのクラウン会員にはなれたけれど、私には「これは自信がある!」という経歴もないし、もちろん翻訳の実績もありません。翻訳会社のトライアルを受ける条件には「翻訳経験○年以上」などと条件の付くところも多いですし、私が翻訳業のスタートラインに立つには、まだまだ遠く険しい道だなぁと感じました。

経験と言えば、以前輸出書類作成の仕事をしていたのですが、その書類の処理が間に合わないと、積載予定の船に貨物を積めなくなってしまいます。船の出港日に間に合わせるために、常に締め切りに追われる仕事でした。

翻訳のお仕事をされている多くの方が、「納期が…」とブログなどに書かれているのを読んで、翻訳経験のない私ですが、唯一翻訳と似た“体験”をしたのは、締め切りに追われる仕事の経験があることだなぁなどと思いました。そんな“経験”では仕方がないのですが(笑)

でも実際翻訳の仕事をしたら、私が経験した仕事よりも遥かに厳しい世界なのだという事は間違いないでしょう。

「翻訳は、英語力も日本語力もまだまだの私には到底出来ない仕事かも…」

と、ちょっぴり弱気になってしまいました

焦らず行こう!
2007年04月27日 (金) | 編集 |
今日アメリアの会員向け情報誌が届きました。

毎月翻訳に関する情報が特集されるのですが、今月の特集は翻訳と子育て・会社勤めを両立させるという、私にとってはとても興味深いものでした。

内容は、現在子育て中や翻訳以外の別の仕事をしている会員の方の、両立のコツなどを含めた日ごろの学習方法が載っています。

やはり、私にとって参考になるのは子育て中の方のお話。4〜5人の方のお話が掲載されているのですが、皆さん早朝や育児の合間の細切れ時間などを有効に使って頑張っていらっしゃって、本当に頭が下がる思いで読みました。

実は今年に入ってから、アメリアの映像のクラウン会員になることができました。それはとてもうれしい出来事だったのですが、自分の現在の“英語・翻訳に関する能力”と“育児中”という状況では、まだまだそれを生かす事ができる段階ではない事にとても焦りを感じていました。

でも今回のアメリアの特集記事を読んで、自分と同じ状況で頑張っている人がたくさんいらっしゃる事、そして掲載されている方はみなさん、“子育て中は無理をしない範囲で英語力・翻訳力の向上に努める”という考えをお持ちだという事がわかり、「焦る必要はないんだ…」と肩がすっと軽くなったような気がしました。

育児中は自分の時間なんてあってないようなものですが、子供たちとずーっとベッタリ接していられるのもあと数年。それはやはりとても重要で貴重な時間だと思います。

これからも焦らず子供たちとの時間を楽しみながら、自分自身のスキルアップを目指して行こうと思いました。


字幕翻訳の舞台裏
2007年04月23日 (月) | 編集 |
字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ
太田 直子 (2007/02/16)
光文社

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二コール・キッドマン主演の「アザーズ」を始め、1000本以上の映画の翻訳をされている太田直子さんの著書で、毎月「通訳・翻訳ジャーナル」の誌上で字幕屋通信という、字幕翻訳に関するエッセイを連載されている翻訳者さんでもあります。

実は太田直子さんは、4年半前に私がアルクの「翻訳大賞」の字幕部門で初めて一次審査通過した時の審査をして下さった方で、その時の誌上の講評に、

「○番の訳は、佳作の○○さんがよかった。」
「○番の訳は、一時審査通過の○○さんが目を引いた。」

と、受賞された方だけではなく、20人前後の“一次審査通過者”の訳文も名前を挙げて講評して下さり、光栄にも私の名前も挙げて頂けました。私は、一流の翻訳者さんに講評を頂けたことがとても励みになりましたし、一次審査通過者にまで気を配って下さる太田直子さんは、きっと人間的にも誠実な方なのだろうなぁと想像しています。

ところでこの本の内容ですが、字幕に句読点がない理由や、放送禁止用語の扱いの苦労話など、字幕翻訳の舞台裏や、日本語に対する考えなどが書かれていて、字幕翻訳に興味のある方はもちろん、映画好きな方が読んでもとても楽しめる本だと思います。

「通訳・翻訳ジャーナル」のエッセイでもそうですが、太田直子さんは文章を書くのがとても上手だと思います。読者をグイグイ引き込ませてしまう文章術が本当にすばらしいのです。

久しぶりに、一気に読み進めてしまう本に出会いました。



審査結果発表
2007年01月16日 (火) | 編集 |
昨年夏に応募した、アルク主催の翻訳コンテスト「翻訳大賞」の審査結果が、今日発売の「翻訳事典2008年度版」誌上にて発表されました。私が応募したのは、もちろん「字幕翻訳部門」です。

早速、該当ページを開き「字幕翻訳部門」の欄を見ると、「一次審査通過者」20名の中に名前を見つけました。一次審査に23名が残り、そのうち3名の方が入賞されたようです。

大賞は“該当者なし”でしたが、次点で入賞された方の訳は、やはりとても上手で流れも良く私の訳とは比べ物になりませんが、苦手なSFの翻訳にも関わらず、一次審査まで進めただけで自分的には大満足です。

今回の事で「映像翻訳者になりたい」という夢に向かって、またまたモチベーションが上がりました

でもいつかは「翻訳大賞」を受賞したいという夢は持っていたいので、本年度版のコンテストにも応募したいと思います。